【交通事故】むち打ちは人それぞれに様々な症状が現れます
むち打ちとは交通事故での追突・衝突・急停車やスポーツなどにより強い衝撃を受け、首がムチを打ったときのようにしなって起こる症状の総称です。
むち打ちの特徴は”すぐに症状があらわれない”という点があげられます。そのため、衝撃が加わってから数日経って症状があらわれる、というようなケースが多くあります。
事故後10日以内に病院での受診は必須です!
そのまま放置してしまうと後遺症として残ってしまい日々の生活に支障をきたす恐れがあります。ではむち打ちにはどんな症状があるのでしょうか?
今回はむち打ちの様々な症状について解説していきます。
むち打ちの症状
むち打ちの症状は人それぞれ違い、多岐に渡ります。
様々な症状が出るので「ほっとけば治るだろう」と放置せず症状が出たらすぐに病院を受診しましょう。
むち打ち症状一覧
☆首、肩、腰、背骨、手足などの痛みやしびれ
☆肩こり・首こり
☆頭痛
☆耳鳴り・吐き気・嘔吐
☆めまい、目のかすみ、疲れやすい
☆倦怠感・疲労感
☆食欲不振
☆不眠・うつ症状
むち打ちの種類
「むち打ち」というのは総称であり正式名称ではありません。
むち打ちの正式な病名は「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」「頚部挫傷」と呼ばれます。
症状別に名称も変わります。
①頚椎捻挫(外傷性頚部症候群/頚部挫傷)
むち打ちの7~8割の方がこちらに該当します。首の靭帯が伸びていたり、周辺の筋肉が緊張状態にあり首が捻挫することによりこちらの症状が出ます。
首を負傷することにより、首肩や背中の痛みや可動域が狭まるといった症状が現れます。
②神経根症状型
交通事故での衝撃で、頚椎(首の骨)が変形・圧迫され負荷が生じ、症状が発生します。
首の痛みの他、腕の痛み・各所のしびれ・倦怠感などの症状があります。
③バレー・リュー症状型
衝突の際に頸部の交感神経の緊張や、椎骨の動脈の循環を傷つけることで発生する症状です。
痛みに加えて頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、吐き気などの多様な症状があらわれます。
慢性化する傾向にあるのもバレ・リュー型の特徴です。
④脊髄症状型
むち打ちの中でもかなり重度の部類です。
脊髄症状型は、脊髄本体が損傷されることにより症状が発生します。手足の筋力の低下や麻痺、知覚障害、排尿障害や排便障害、歩行障害などの症状が現れます。
⑤脳髄液減少症
事故の衝撃により脳脊髄液が漏れ出して起こるタイプです。
頸部痛・眩暈・耳鳴り・倦怠感などの他、必ずしも現れるものではないですが特有の症状として起立性頭痛(起立性頭痛とは立ったり座ったりすると症状が悪化する頭痛です)があります。
病院への受診は10日以内に
むち打ちの症状は交通事故後に数日経って現れます。
「そのうち治る」「仕事が忙しいから落ち着いてから」と事故後10日以上放置してしまうと、事故との因果関係が証明できず保険が適用されません。
もし事故直後に受診し、その後に別の症状が出たとしても「次の受診の時に話せばいいや」でなくすぐに病院に行き、検査をしましょう。
むち打ち症状と事故の関連性がないと、後遺症があっても自費で治療を受けることになってしまいます。
交通事故の治療として認められるのは事故から長くても10日なので、早めの受診を心がけましょう!
我慢して時間の経過を待つより、少しでも違和感を覚えたら病院に行くようにしてください。
むち打ちの治療料金
自賠責保険・任意保険適用がされる場合治療費は無料です。
このような理由から、後遺症なく生活できるよう治療を受けるためにも病院への受診が必須となります。
もし保険が適用されない場合、骨盤矯正や光線治療は通常の実費(4000円)がかかってしまいます。
まとめ
以上「【交通事故】むち打ちは人それぞれに様々な症状が現れます」でした。
むち打ちには様々な症状があり、人により違ってきます。
もしむち打ちの症状かも?と思ったら当院にご相談ください。