むち打ちの症状と治療方法について整体師が解説します
むち打ちの正式な病名は「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」「頚部挫傷」と呼ばれます。 今回は、交通事故で多く見られる「むち打ち」について詳しく解説していきます。
むち打ちとは?
むち打ちとは、交通事故での自動車の衝突・追突によって”首がムチのようにしなることによって起きる症状の総称”です。 首に強い衝撃が加わることで、頚部(首の部分)が捻挫し、筋肉の損傷が起きたり靭帯が伸びてしまい首に痛みが生じます。 むち打ちの症状は事故にあってすぐではなく2~3日経過して発症することが多いので、事故と関連できず「そのうち治るだろう」と放っておく方も多いです。 交通事故にあったら、目に見える症状がなくても痛みが出る前にまずは医療機関での診察を受けましょう。
なぜ後からむち打ち症状は出てくる?
むち打ちの症状は、事故直後に出ず2~3日後に出てくることが多いです。 交通事故に合うと、遭遇時は防衛本能が働き、身体が緊張し興奮状態にあることが多いです。そのため、痛覚が鈍くなっている場合もあり直後は症状が出ないことがあります。 そのため、直後に目に見える症状が出なくても、身体は衝撃を受けているので数日後に自覚できるむち打ち症状が出現し不調が現れます。 交通事故とむち打ちの因果関係を示す診断書がないと、保険が効かなかったり損害賠償請求ができなかったりします。 そういった意味でも、交通事故に遭ったら、1週間以内に受診してください! 。
むち打ちの症状とはどんなもの?
次のような症状が現れた場合、むち打ちの可能性が高いです。
- 首の痛み・痺れ
- 腰の痛み・痺れ
- 背骨の痛み・痺れ
- 手足の痛み・痺れ
- 肩こり・首こり
- 頭痛
- 耳鳴り
- めまい
- 目がかすむ・目が疲れやすい
- 事故以後、疲労感や倦怠感がある
- 吐き気・嘔吐
- 不眠
- 食欲がない
- うつ症状
むち打ちには多岐にわたる症状があり、首の痛みに限定されません。 首には色々な神経が通っており、事故によってその神経を痛めることで様々な症状が現れます。 むち打ちの症状は遅れて出てくる上、後遺症となって何年も引きずるケースもございます。 このような症状が出る前に、まずはすぐに専門の医療機関での診察を受けましょう。
むち打ちの治療方法
むち打ちの症状は、症状の程度も発症する痛みの場所も違います。 なので治療法や期間も千差万別ですが、当院では患者様のひとりひとりの症状が回復するよう治療しております。 また交通事故の場合、レントゲンでは「異常なし」と診断されてしまうことがほとんどですが、実際は筋肉や関節にダメージを受けて関節の歪みや筋緊張から様々な症状を引き起こします。 当院ではレントゲンで異常がなくても、歪みや筋緊張を手技により矯正し、早期の改善に努めます。
むち打ち初期
交通事故後2~3日経過すると自覚症状が現れますが、初期段階ではまず安静を保ちます。 当院では光線治療で自然治癒力を高め、コルセットをして首の負担を軽減していただくこともあります。
むち打ち中期
事故後2~3週間経過したら、軽いストレッチや筋肉周りの硬直をほぐし、早期の改善のための手技での治療に入ります。
むち打ち回復期
事故後1か月程度から徐々に固くなった筋肉や関節を緩める施術になります。 車の損害が大きい場合、身体の損害もそれに比例して重症になっているものと思われ、3か月から半年程度の施術が必要な場合もあります。
むち打ちの治療料金
自賠責保険・任意保険適用がされる場合治療費は無料です。 通常実費(4000円)をいただく骨盤矯正や光線治療も無料で受けていただくことができます。
まとめ
以上「むち打ちの症状と治療方法について整体師が解説します」でした。 むち打ちの症状は多岐に渡り、ひとりひとり違ってきます。 後遺症が現れるケースもあるので、交通事故後は速やかな受診をしましょう。 当院では患者様に合わせた治療でむち打ちの早期回復に努めております。 お悩みの方は是非一度ご相談ください。